アナーキズムってなんだろうその2

しんせつスタジオスタッフが日頃思う自己表現についての考察や哲学っぽいことを徒然なるままに書いています。ダンス・ヨガ・映像制作、始めたい人、作ってみたい人、表現って何?と思う人はぜひ読んでみてください。

自然と表現

この支配からの、卒業・・・誰もが盗んだバイクで走り出さなくてもいいとは思うんだけど、権力による支配とそれに無意識に侵食されている私たちについて、SHO farmさんで…

Podcast「しんせつスタジオのしゃべって談巣!」で配信中

今日のテーマは「権力と支配(放送では権力への支配としていますが、言いたかったのは権力と支配)」。なんか難しい言葉でちょっとアナキズムを気取ってみてるんですけれども、私は見たもの聞いたものすぐ影響受けやすいのです。何に影響受けたかと言うと、横須賀市長沢にあるSHO FARMさんという農園。

今回は前回のブログ「アナーキズムってなんだろう」の続き。こちらを読んでからでもそうでなくても多分2は読めます(笑)

アナーキズムってなんだろう

しんせつスタジオスタッフが日頃思う自己表現についての考察や哲学っぽいことを徒然なるままに書いています。ダンス・ヨガ・映像制作、始めたい人、作ってみたい人、表現…

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愛する北久里浜のスタジオが都市の生活の中にあるので、これがずっとジレンマです。表現の大師匠の田中泯さんのように、農業を山村で営み誰にも依存せず自立して暮らしたい。夫も私も冗談ではなく考えていることです。

スタジオで頑張ってダンスの練習、ヨガの練習をしても、3食外食、コンビニ食だったらどうでしょう。自然を忘れて生きているのはどうなのでしょう。食べるものだったり普段の生活から自然に根ざしたものを意識したいっていう風に自分も思ってるし、そういったことが周りの人にも伝わるような場所づくりっていうのをしたいのです。まだスタートラインに立たせてもらってばかりの私がいうのも生意気ですが、田中泯さんを思えばやはり心の体のつながりは切り離せない、生活も全て含めて表現は成り立つのは間違いないと確信しています。

ところで、私は大学生の頃に「親切ダンスカンパニー」という創作ダンスサークルを設立しました。「この素敵なダンス仲間と一緒に仕事が本当にできたらいいのに」なんて思ってた、ぼやぼやっとしていたものが、いよいよ今現実になっていることに驚いています。舞台公演ではその時の友人に照明担当してもらうことが実現し、スタジオは当時の仲間と今経営しています。私はとにかく夢を思っていただけなのに、、、現実になっているっていうことに、ドキドキしています。こうやって思い続けてたら自分のやりたいことってどんどん叶っていくんじゃないかなみたいな、ってもう今調子に乗りまくってるんですね(笑)。

だからこそ周りへの感謝も忘れないし、忘れてはいけないなと思っています。支配のない状態、アナーキズムは実践できるんだ!とSHO FARMさんが言うように、願い続けることは叶う。叶うなんて他力本願じじゃなくて、叶えるんだと思い続ければ、道は開かれるのだと実感しています。自然の中で、土に触れて踊るスタジオ、いつか作りたいな。

無意識に支配されていないか

テーマは戻りに戻って「支配」という言葉、権力への支配について。自分自身も踊ってる時に、自分を支配しようとしていないか?と考えることはあります。

自分のことは自分でなんとかするという言葉に帰する通り。誰かを支配するとか権力が及ぶ状態をおかしいっと思う、その根本はまず自分の体を自分で支配しようとしてないかということではないでしょうか。逆にいうと、無意識に支配されてコントロールする力を失っているのではないか、と。だから、動いてくれてる体への感謝を忘れて、自分が、さも動かしてるんだと思いながら生きていくっていうことがアナーキズムとは反対の考え方で、その考えを捨てる=自分の体への真のコントロールを取り戻さなければ、助け合える社会の実現は難しいのではないかと考えます。ちょっと自分にも厳し言い方ですが(苦)

自分の表現をしてる上で、意志を持って体を動かす、動機を持って動かす(無意識に動かさない)ということを、私は散々言ってます。自分の体の声を聴きながら、自分の内側も外側も調和させながら動くということが、真の意味で、心踊る表現となるのではないでしょうか。だからこそ日々、表現を磨くことは大切です。具体的にはダンスとかヨガが私の表現ツールですが、そういったところから自分の中のアナーキズム、自分の中で支配のない状態っていうのを実践していきたい。

「依存」と「頼る」は違う(Podcastに補足追記)

アナーキズムは互いに支え合って生きる社会づくりだとしたら、まずは自分が無意識に支配されている状態に気づくこと、一人一人が自立していることが大切と考えます。

自立とは一人でなんでもできること、しなければならない、と思われがちですが、実はそうではないと知ったのがこの方の言葉

【落合陽一】自立しなさい!って何?脳性まひの小児科医、熊谷晋一郎「自立は依存の反対語ではない、むしろ依存先が多いこと」

私は少し言葉を変えますが、依存とは無意識に手離せなくなっている状態のことだと考えます。それは自分が気づいていないだけに、相手への感謝も忘れていることになります。やはり依存すること自体はあまり良い状態ではない。

だから、自立は「いざという時に頼れるところが多い状態」と私は考えます。フラットな関係性で頼り合えたらいいですね。しかし、前回記事に書いた通り、行政機関に頼ることは果たして依存でしょうか?無政府で助け合える社会づくりのためには、そうしたものは頼らない方がいいのでしょうか?それもまた難しい話ですね・・・。

まとめると「この支配からの卒業」と歌われますが、、、いきなり卒業ではなく気づけばいいと思います。最近「過激派」という言葉をよく聞きますが、アナーキズムだって過激でもなんでもないのに、言葉面が強くてそういう言われがちなのかも。

アナーキズム、奥が深し、まだまだ勉強が足りません。

(尾崎豊は好きです!!)

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投稿者プロフィール

三浦桃実
三浦桃実
看護師、ダンスファシリテーター、ヨガファシリテーター、シネマトグラファー。しんせつスタジオ代表。神奈川総合高校にて創作ダンスに出会い、神奈川県立保健福祉大学にて親切ダンスカンパニーを設立。様々な領域や枠を越えたメンバーで、地域に繰り出し踊ってきた。ダンスを言語として捉え、自分の思いを自然な動きで伝えるダンスのスタイルを編んでいる最中。ヨガ指導資格をリブウェルインスティテュートにて取得し、Bowspringや親子ヨガ、スタイルアップヨガなど、毎回哲学的なテーマを織り込んだオリジナルのクラスを提供する。ダンスもヨガも、ユーザー(参加者)と作り上げるスタイルが定評。またシネマトグラファーとして、依頼主の作りたい世界観を築き創るコンセプトで動画制作を行っている。
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看護師、保健師、RYT(全米ヨガアライアンス)500、メディテーション(瞑想)講師、JCDN主催コミュニティダンスファシリテーター養成講座修了生