手間をかけるということ
手間をかけるということ
シナモン入りホットワインを飲みながら、「手間をかける」ことを考える。
2025年に減らしたいことのひとつは、「ネットショッピング」。時代に抗うような行動だけど、ボタンひとつでなんでも手に入るこの世の中、買った時の満足感や達成感、ちょっとした幸福度が得られない気もする。
特に最近は、購入品に汚れが見つかったり(販売者に連絡を取ったのに、返信がなく余計に心を削がれたこともある)、頼んでもいないのに翌日配送になったり、あーなんて忙しい世界なのだろうと思ったりもする(もちろん翌日に届いて急死に一生を得ることもある)。
あるYoutuberさんが、「手触りのいいものを選ぶようにしていると、自然とプラスチックが減ってくる」と話していたことがあった。
あーなるほどな、と腑に落ちる。
手触りの良いもの、大事にしたいと思えるものを求めていくと、徐々に要らないものはなくなっていくんだと。もちろん各々のライフスタイルにもよるし、プラスチックが必ず悪というものでもないと思う。
忙しければ、コンビニおにぎりだって買うし、お惣菜だって買う。でもそれらにはどうしても「仕方なく」感がついてまわるし、一時の満足感しか味わえないと思っている。
一時の満足感
「一時の満足感」。
ネットショッピングも同じなのだ。ボタンをクリックした時、届いた時はなんだかサンタが来たみたいで嬉しいけれど、その幸せは一瞬だ。
すぐに過剰なラッピングに悩まされたり、思っていたのと違った感、そしてまたそれらを補うかのようにボタンをクリックしたくなる衝動にかられるのだ。
またある時ラジオを聞いていたら、何かの拍子に「買い物行動の質が上がる」と話した人がいた。
あ、買い物は買うという結果だけではなく、買うまでの行動全てが本来人を満足させる行動そのものなのだと、これまた腑に落ちた。
踊りだって一緒なのではないだろうか。
ネットにさまざまなスタジオやチームの動画が溢れる中(かくいうしんせつスタジオもレッスン動画は上げているけれども)、
結局は自分で見て、触れることでしかたどり着けない満足感みたいなものがあるのではないかと。
手間がかかることが嫌われがちな現代社会、
あえて手間を「かける」という行動に満足感を得られる自分でありたい。
…シナモンを入れすぎたホットワインに顔を顰めながら、また書きたくなるその時まで。
クラウド社員はこんな人
草原に寝転んで雲が流れていくのをひたすら眺めていた幼少期。
「舞台で歓声を浴びちゃったらやめられないよ、麻薬みたいに」と比喩が過激な先輩の言葉通り、すっかり踊ることにはまってしまった高校時代を経て、大学へ。みうらとしると設立した謎のダンスサークルで踊りつづける。
大学卒業後は、英国・インド・カンボジアで時を過ごしながら、幼少期からの夢の仕事に就き、奮闘する。
夢が叶ってしまったことから、次の夢を模索する中で、みうらとしるから「しんせつスタジオ北久里浜店」オープンの話をもらう。これまで金魚の糞のようにみうらとしるについて回っていた自分を鑑みながら、これもまた人生と思い出す。インターネット上にしか現れない時期が続くことから「クラウド社員」を名乗り始める。スタジオの経理・事務など一応社員らしいことも担当中。
踊りは自己表現でなく、ストレス発散。
文章を綴ることのほうが自分の表現としてはしっくりくると思ってやまない。
そんな文章の大多数は、電車に乗っているときに浮かぶ。
もし生まれ変わることがあれば、今度は大自然を撮る写真家になりたい。

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投稿者プロフィール

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看護師、ダンスファシリテーター、ヨガファシリテーター、シネマトグラファー。しんせつスタジオ代表。神奈川総合高校にて創作ダンスに出会い、神奈川県立保健福祉大学にて親切ダンスカンパニーを設立。様々な領域や枠を越えたメンバーで、地域に繰り出し踊ってきた。ダンスを言語として捉え、自分の思いを自然な動きで伝えるダンスのスタイルを編んでいる最中。ヨガ指導資格をリブウェルインスティテュートにて取得し、Bowspringや親子ヨガ、スタイルアップヨガなど、毎回哲学的なテーマを織り込んだオリジナルのクラスを提供する。ダンスもヨガも、ユーザー(参加者)と作り上げるスタイルが定評。またシネマトグラファーとして、依頼主の作りたい世界観を築き創るコンセプトで動画制作を行っている。
ユーザーさんたちが、自分が昨日よりちょっとかっこよくなっていることに気づいてもらえるように、スキルを活かして日々邁進中。モットーは「地球規模で考え、地元で行動」「しんせつなひと」
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看護師、保健師、RYT(全米ヨガアライアンス)500、メディテーション(瞑想)講師、JCDN主催コミュニティダンスファシリテーター養成講座修了生
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