ムーヴメントは動きのプロセス
しんせつスタジオスタッフが日頃思う自己表現についての考察や哲学っぽいことを徒然なるままに書いています。ダンス・ヨガ・映像制作、始めたい人、作ってみたい人、表現って何?と思う人はぜひ読んでみてください。
結果は全てであり、全てではない
しんせつスタジオが育成するのは、振付士、ヨガの伝道師!すなわち、自ら創り出すことが自然とできてしまうレベルの表現者まで高めていく。振付通り、ガイド通りにこなせる方は世界にたくさんいるけれど、自分のムーヴメントを持っている、というよりも持っていることを自覚して生きている人は非常に少ない。そういう方が、所謂「振付家」や「ヨガ講師」になるのかもしれない。
という前置きを置きながら、本日のトピックは「ムーヴメントは動きのプロセス」について。
しんせつスタジオ北久里浜店には3つの特徴があります。
❶少人数徹底
❷表現の幅を広げるユニークなレッスン
❸ハウトゥよりもプロセス重視
今回は特にこの3つ目を取り上げます。
プロセス(過程)と厳密には対象ではないかもしれないですが、過程の先にあるものは結果ですね。よく結果を急ぐな、結果が全て、と言ったりもします。
既存のダンスクラスには自分の体を見つめる時間が極端に少ないと思われます。何故ならハウトゥが先だから。生徒さんもやり方を教わりにきているのだから、いきなり、自由に、あなたの思うままに動いてごらんなさいなんて言われたら、私は個人的に嫌です(笑)
みうらとしる的には、自由を得るためには知識が必要で、目の前のことをありのまま観察する力が大切だと思います。
首はどこにどんな状態であるか、
背中はどこからどこまでなのか、
ただどこにどんな状態で置かれているか位置を確認する。
そしてどんなふうに動くのか、一つ一つ確かめてみる
自分の体を知ることこそ、自分のムーヴメントを創り出す一歩です。
腕ってこうやって動くのかあ、、、なんて思いながらバックに好きな曲をかけてみてください。
それ、もうオリジナルダンスになっています!ほんとダンスなんてそんな風に仕上がっていくものだと私は感じています。ただ日常動作の延長かと言われるとちょっと違う気もします。日常動作よりも手前のもっと基本で、でもちょっと特別、友達未満恋人以上みたいな、矛盾を孕むのが表現ではないかなあと。
ハウトゥ(方法)を教えてもらえれば、一見成長が早く見えますが、体と運動の本質を理解していないと成長過程のどこかで必ず躓きます。動きの結果ではなく、過程を知ることは、自分の体、自分自身を知ることと同じです。
目標達成へのプロセスもひとりひとり違います。初心者でも経験者でも自分への「気づき」を持てるようになれば、それぞれがレベルアップできます。人に言われて直すよりも、自分で気づくほうが確実に行動は変化できますよね。だからしんせつスタジオは一人一人の気づきのプロセスを大切にし、教えるよりもファシリテート(促進)することに力を入れています。
なぜ「ムーヴメント」なのか
しんせつスタジオが運営するダンス・ヨガのスタジオ、しんせつスタジオ北久里浜店のページをご覧いただくとわかるように、レッスン名が「〇〇ダンス」というものがあまりなく、「ダンスムーヴメント」となっています。それはなぜかが、上記を読んでいただけると分かるかと思います。
振付どおり踊るという結果を目指すことは、プロの表現者にとって必須で、練習段階ではまず真似るということは非常に大切。真似ができないことは仕方なくても、真似することさえ放棄し自我流に走る人はそれ以上伸びないからです。吸収する気がない。
でも、それも大事だけど、その前にこの体、自分ってどうやって動いているのだろう。当然のように考えなくても歩ける、文字が打てる、話せる。もちろんできない時もある、できない人もいる。そうして自分に手間をかけて見つめる時間を持ってみてほしいのです。
なので単に「ダンス」ではなく、動きそのもの「ムーヴメント」としています。
ムーヴメントで身につけたいこと3つ
①flexibility やわらかくあれ
②feeling gravity 空間を自由に
③control 狙った通りに動かす
①flexibility やわらかくあれ
体が柔らかいとキレのある動きができない、なんてことはありません。可動域が広いほど表現の幅も広がります。体の柔軟さと心の柔軟さは、互いに影響すると言われています。最新の解剖学に準じた正しいストレッチとトレーニングで、柔らかく素直な体と心を目指しましょう。
②feeling gravity 空間を自由に
表現に大事なのは重力をうまく使うこと。通常のダンスやヨガよりも手、腕をたくさん使い、上下差が激しく、逆転の姿勢もあるのがしんせつスタジオ流。立っていてもなかなか自分の重みはわからないけど、腕や胴体で支えるとよくわかります。使われていない体のパーツを目覚めさせることで運動量もアップし、自分の体への新しい発見ができるかも。
③control 狙った通りに動かす
回転を綺麗にするにはセンタリング、動きをしなやかさはフロー、と意識したいことは色々ありますが、共通するのは狙った通りに体を動かす=狙っていない部分は動かさない、ということ。そのためには今自分がどこをリードにして動かしているのか、意識することが大事。なんとなくつられてうごくよりも、繊細に丁寧に、体と向き合えば、体はきっと応えてくれます。
横須賀から舞い出せ、表現者たち
しんせつスタジオ北久里浜店では色々な方法を通して、こどももおとなも自分を発見、表現力を高められる空間を日々創り出しています!
冒頭と同じ言葉を繰り返しますが、
しんせつスタジオが育成するのは、振付士、ヨガの伝道師!すなわち、自ら創り出すことが自然とできてしまうレベルの表現者まで高めていく。振付通り、ガイド通りにこなせる方は世界にたくさんいるけれど、自分のムーヴメントを持っている、というよりも持っていることを自覚して生きている人は非常に少ない。そういう方が、所謂「振付家」や「ヨガ講師」になるのかもしれない。
今後は、4月から始まるシアタージャズで経験者向けレベルアップクラスを進めたり、横須賀に(神奈川でさえ)まだなさそうなコンタクトインプロヴィゼーション、キッズ選抜クラス、またみうらとしるがRCYT95(全米ヨガアライアンスキッズヨガコース)を取得すればキッズ(親子)ヨガクラスも開講予定!今後ますます増えるヴァリエーションをお楽しみに。
横須賀から舞い出せ、表現者たち!
しんせつスタジオはあなたを待っています
しんせつスタジオはあなたの「表現したい!」気持ちを応援します。しんせつスタジオで、あなたの“表現”という武器に磨きをかけませんか。この記事を読んで「しんせつスタジオ気になる!」と思ったら。お気軽にご連絡ください。
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しんせつスタジオ
投稿者プロフィール

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看護師、ダンスファシリテーター、ヨガファシリテーター、シネマトグラファー。しんせつスタジオ代表。神奈川総合高校にて創作ダンスに出会い、神奈川県立保健福祉大学にて親切ダンスカンパニーを設立。様々な領域や枠を越えたメンバーで、地域に繰り出し踊ってきた。ダンスを言語として捉え、自分の思いを自然な動きで伝えるダンスのスタイルを編んでいる最中。ヨガ指導資格をリブウェルインスティテュートにて取得し、Bowspringや親子ヨガ、スタイルアップヨガなど、毎回哲学的なテーマを織り込んだオリジナルのクラスを提供する。ダンスもヨガも、ユーザー(参加者)と作り上げるスタイルが定評。またシネマトグラファーとして、依頼主の作りたい世界観を築き創るコンセプトで動画制作を行っている。
ユーザーさんたちが、自分が昨日よりちょっとかっこよくなっていることに気づいてもらえるように、スキルを活かして日々邁進中。モットーは「地球規模で考え、地元で行動」「しんせつなひと」
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看護師、保健師、RYT(全米ヨガアライアンス)500、メディテーション(瞑想)講師、JCDN主催コミュニティダンスファシリテーター養成講座修了生
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