自己表現は「ちょっとかっこよく」!

しんせつスタジオスタッフが日頃思う自己表現についての考察や哲学っぽいことを徒然なるままに書いています。ダンス・ヨガ・映像制作、始めたい人、作ってみたい人、表現って何?と思う人はぜひ読んでみてください。

1周年を迎えました!

しんせつスタジオ北久里浜店、2024年5月6日にオープンし、一年が経ちました!よく言うありふれた言い方ですが、本当にあっという間で駆け抜けた1年間でした。どうして私がダンス・ヨガスタジオを持つことに?と疑惑と焦燥頭の中でスタートしたので、「自分の自由に使える稽古場ができるだろう位の感覚で、最初の1年間一人ぼっちでもしょうがない。スタジオは使い続けようもったいないから。」なんて当初は思っていました(苦笑)

それがなんということでしょう…今や会員数30人越え(パーソナル会員含む)のスタジオとなりました。本当に本当に皆様のおかげです。

スタジオを持つ前は、スポーツ施設なのでのレッスンを担当したり、間借りしてレッスンをしておりましたが、それだけだったら、自己表現ってなんだろう人間の持つ表現の力ってなんだろうとここまで深く考え、実践するまでには至らなかったと思います。自分のスタジオを持つと言う事は、その本気度が違う、とがよくわかりました。

今日は私の永遠なるテーマの自己表現の「内と外」について、しんせつスタジオと走った1年を通して感じたことを記します。

表舞台に立ちたくない

人に見られるということ。外側の話のようで実は自分の内面について考える、ということかもしれません。

しんせつスタジオ北久里浜店にいらっしゃる生徒さんはシャイな方が多いです!と言うと語弊がありますが、私はダンスを10年以上続けてきて、踊る私を見てくれと言わんばかりに舞台に立ち続けてきたので、踊る=舞台に立つのは当たり前と思っており、この喜びや快感をもっといろんな人に実感してほしい、舞台に立つって言ったら、きっとみんな喜ぶなんて思ってたのですが…

「絶対嫌です!」「人知れず習いたいんです」という方(大人もこども)も多い、ということを改めて感じています。もちろんダンスは人に見せるのが必須なのではないし、しんせつスタジオ北久里浜店はあくまでスタジオというサービスですから、強制など致しません。

「日頃から外からの刺激が多すぎるから、自分の体と向き合うためにここに来ている」という生徒さんもいます。自分とじっくり向き合ってもらうのは私の切なる願いでもありますので、非常に嬉しいのですが、一方で自分と向き合うことと外に向けることは、対義語ではないような気がするのです。

祈りをダンスに

ダンスの起源は祈りにあるといいます。豊作を祈る、誰かの無事を祈る、神様への感謝を示すため、、、私は「神様、イケメンダンサーを空から降らしてください!」的に都合よく神様に祈っている人なので祈りを語るなど資格はなさそうですが、自分の内側から湧き起こる想い・祈りを、外に向けていくためのツールがダンスだったのではないかと考えます。その祈りダンス、ひたすらに一人で続けまくっていたら、いつの間にか届くのでしょうか。それはちょっとわからないけど、もしその様子を見た誰かが、一緒になって祈ってくれたら、祈りの力が強くなっていく気がする。届けたい何かに、誰かに届く確率は、一人でするよりも上がるかもしれない。

これは単に群舞をおすすめしているのはなく、自分の想いが人を動かすと結果的に自分の想いが叶う、といいたいのです。祈りといえど、結局は自分の意思、欲です。それは邪なことでもなんでもありません。欲そのものは人間の自然なエネルギー。とらわれすぎると厄介ですが。

人前で踊りたくないと言う方はおそらく評価が怖いのではないでしょうか。人から見られてるという事は、何かしらの感想を芽生えさせると言う事ですから、まぁ本人に伝わるかは別として評価されると思うのが自然でしょう。「英語が完璧にしゃべれないと英語をしゃべってはいけない」的な、たかのてるこさん風に言う「完璧主義の呪縛」たる日本人的考えも根強そうです。問題はその評価の軸がどこにあるかと言うことではないでしょうか。プロならそれなりに技術面を試されます。舞台に立っただけで頑張ったね!素晴らしい!と思われる人もいます。軸は、自分のことを決める軸は、最終的には自分が決めればいいのではないでしょうか。

ちなみに表現=Expressionというけど、これもしっくりこない。Impressionもあるのです。両方合わせて表現です。だから私は何かいうときはそのまま「Hyogen」と使っています。表現する人、ヒョーゲナー・・・いやこんなダサいの考えたのは私じゃないよ夫だよ。

自分の表現が人を感動させ、人を動かす。「発想は誰かにインスピレーションを与え、時代を超えて受け継がれ、いつか時代を反転させていくのだ。(進化思考生き残るコンセプトを作る「変異と適応」ー太刀川英輔 海土の風出版より)」これって素晴らしいことだと思いませんか?私が魅力あふれるダンサーさんからたくさんのインスピレーションや感動をもらったように、自分もそんな感動を世に届けたい!と私は思うのです。欲まみれです。そして振付士として戦っている私は、自分自身が舞台に立ちたいのではなく、とにかく創りたいのです。上の意味とはちょっと違う、文字通り人を動かす必要があります。私は私の作ったものを踊ってくれる人が人前に出ないと、私の作品が世に届けられないことになります。

だからみんなに舞台に出て欲しいんです!困った振付士です。

体が動くって幸せ!

しんせつスタジオ北久里浜店オーナーとして、ダンスやヨガを薦めるもう一つの理由は、人間として生まれたからには体を思いっきり動かす喜びを堪能しようではないか!ということです。これは自分1人に完結しやすいですよね、そういう面では内側の話ですが、ボディを道具と捉えれば外の話でもある。

最近思うのです、上手くなりたいし上手くなってほしいし、現代人は運動不足だし、正しい体の使い方をもっと世に広めなければ、、、なんかいろいろ言ってますが、単純に体が動くってすごいことじゃね!?それがわからずに生きてるってもったいなくない!?と。

人間の体は、まさに小宇宙(コスモ)、現大医学でも解明できないこともある、わからないことだらけ、このタイピングしている指のさばきだったり、何気なく髪の毛を耳にかける動作や、勝手に続いている呼吸も…挙げたらキリがない位体ってよくできすぎている!!

最近ハイキングに行くのにはまってるんですけども、最初はちょっと余裕で最近読んだ漫画の事何かをついつい考えちゃうんですが、急な勾配等になってくると、もうそんなことも考える余裕はなくなり、体をとにかく無心で必死に動かしている。そして頂上につくと、なんともいえない心地よさ。あー、これが瞑想かぁって思います。無心になれるくらい体を動かす、動かせることの贅沢と言ったら!

もちろん自分の思い通りに体を動かせない事情のある方もいます。それでも内臓はめちゃくちゃに頑張って生きています。それも凄いことだと思う。この世に生まれてきた喜びなんて言い方は漠然としてるけども、身体と言う器をもらえたということが喜ばしいのであり、この喜びを実感するには、とにかく体を動かすしかない!そのツールの種類として、ダンスとヨガがあるのではないかなと考えています。

自分の体は、自分の事はついつい後回しになってしまうけど、自分の体こそ人からもらったものだと思って、ケアをし続け大事にしたいものですね。内面も外面も、綺麗に美しく。

ちょっとかっこいいんじゃね…?

いろいろそれっぽい事は言いましたが、まぁ何が言いたいかと言うと、やるならちょっとかっこよくと言うことです。私のモットーです。「こうしてみたらちょっとかっこいいんじゃね?」ちょっと面白いんじゃね?楽しいんじゃね!?もう私は毎日そんなことしか考えていません。なぜってそれが楽しいからです、生きがいだからです。

私は「皆さんがちょっとかっこよくなるお手伝い」なんてサービス上謳っていますが、実は皆さんにはぜひ「私(としる)がちょっとかっこよくなるためのお手伝い」をしてほしいと思っています。欲まみれの!あ、オーナー以外のしんせつスタジオ北久里浜店スタッフ、講師たちは私と違ってみんな素晴らしい方達ですから。

ゆったり、どっしり、1周年を迎えたしんせつスタジオ北久里浜店、これからもどうぞよろしくお願いします。

アート書道家 照道さん作 スタジオにオープン当初から飾らせてもらっています。

しんせつスタジオはあなたを待っています

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しんせつスタジオ北久里浜店の3つの特徴
❶少人数徹底
❷表現の幅を広げるユニークなレッスン
❸ハウトゥよりもプロセス重視

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投稿者プロフィール

三浦桃実
三浦桃実
看護師、ダンスファシリテーター、ヨガファシリテーター、シネマトグラファー。しんせつスタジオ代表。神奈川総合高校にて創作ダンスに出会い、神奈川県立保健福祉大学にて親切ダンスカンパニーを設立。様々な領域や枠を越えたメンバーで、地域に繰り出し踊ってきた。ダンスを言語として捉え、自分の思いを自然な動きで伝えるダンスのスタイルを編んでいる最中。ヨガ指導資格をリブウェルインスティテュートにて取得し、Bowspringや親子ヨガ、スタイルアップヨガなど、毎回哲学的なテーマを織り込んだオリジナルのクラスを提供する。ダンスもヨガも、ユーザー(参加者)と作り上げるスタイルが定評。またシネマトグラファーとして、依頼主の作りたい世界観を築き創るコンセプトで動画制作を行っている。
ユーザーさんたちが、自分が昨日よりちょっとかっこよくなっていることに気づいてもらえるように、スキルを活かして日々邁進中。モットーは「地球規模で考え、地元で行動」「しんせつなひと」
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看護師、保健師、RYT(全米ヨガアライアンス)500、メディテーション(瞑想)講師、JCDN主催コミュニティダンスファシリテーター養成講座修了生