なりふりをかまう
しんせつスタジオスタッフが日頃思う自己表現についての考察や哲学っぽいことを徒然なるままに書いています。ダンス・ヨガ・映像制作、始めたい人、作ってみたい人、表現って何?と思う人はぜひ読んでみてください。
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ブログを書く時間がない時は、インスタでもちょこっと短縮な【しんせつな表現哲学】を書いています。
ただあまり長くつらつら述べていられないし、意外と要約が難しくて!今日はちょっと補足しながら「なりふりをかまう」について。
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人間の共感力とは
『人と動物の違いは、想像力、すなわち共感力である』とよく聞く気がします。でもそんな簡単に上手くいくものでしょうか。人の想像力はそこまで立派なものではない、といったのは哲学者の鷲田清一教授。夫の10年前の新聞スクラップにあった記事から。
実は同じこと、私はずーっと思ってて言っているのです。
自分ではない他人のことなんて決してわからない。でも体を使えば、体がわかっていれば想像力が高まり、共感力が高まる、体の鍛錬が大事だという内容の記事でした。
また哲学者のウィリアム・ジェイムズは体を使った精神の操作について述べています。
・気分の良い時に身を屈めて
・気分が塞いでいたら体を大きく開く
彼は「心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。」
「人は悲しいから泣くのではない。 泣くから悲しいのだ。」
など心と体について、色んな名言がありますね。
Bowspringヨガでも、体の向き動き、形から心を元気にするポーズがあります。
心と身体は引っ張りあっている。どちらが優位とか一方的ではなく影響しあう。
ここまで書いていて思ったのが、やっぱり共感って、感情を理解することになるのかなって。この人あの人今どんな感情/気持ちなんだろう?って想像することが共感であって、他人の行動予測も結局はその感情についての判断に基づくものなのかなと。
感情はどのように湧いて出てくるのかは、乾敏朗先生の「脳の本質」を読んでもらうとして、すごくざっくりいうと、実は感情は内臓の動きを知覚しているものでつまり身体の動き反応が先ってことなのですが、
感情に伴って自分の身体がどんなふうに反応しているのか、まず観察し知っていないと身体=形から入るのも難しいかもしれないですね(気分がいいと胸を広げる、悲しいと涙が出る、という一般的な事項があって成り立つ話であって)。ちゃんと観察すると、実は一般的に思っている動きと自分が身体が違う動きをしている、なてこともあるかも?悲しいと身を屈めるよりも右の小指が異様に揺れる、とか!?大事なのは、感情に引っ張られすぎないこと。何か要因はあったにしろ、感情は100%自分由来で自分にしか分からないもの。
では他人や、自分以外の感情を想像するためには…同じ経験を積む=体を使う ことになる。
(ちなみに、みうらとしるはテキトウに体、身体と使っているのではなく、人の本=体は心や人格を伴う行動に使うとき、身体はツール、生物としての肉体としての意味を示すとき、と使い分けています)
形から入ろう
他者と全く同じ経験を全部背負うわけには現実いかないけど…色んな運動をすれば、体であらゆるパターンを経験しておくことになる。それだけで自然と共感力は身につくのではないかなと思います。感情に動きを固定化しなくても。いろんな術(すべ)を知っていればくみあわせて応用が利きます。
要するに、形から入るってやつです。形から入って本質に辿り着けず終わると勿体無いけど、形も形でこだわり抜けばちゃんと内側が変わります。
運動は運動でも、ダンスやヨガのように形にこだわり、伝えることにこだわる、さらに、ダンスやヨガは一人でも完結できるのが魅力なのではありますが、誰かとコミュニケーションを取ったりしながら創作をしたりする動きであれば尚のこと、想像力も共感力も高まりそう。
歌詞に合わせて動きを作ったり、そういうのが楽しいですよね。
身体を抜きにして(文章を売ったり作ったりしてるのは、自分の体であるにはしても)あまり動かさず文字でコミュニケーションをとることが圧倒的に多い今の時代だからこそ、共感力の欠如とか、そういった問題視される場面が増えているのかもしれません、みうらとしる個人の肌感ですが。
またちょっと話は変わるかもしれないけど、今は誰かに許可を取ったり、それでいいって言って欲しい傾向が強いのではないかなあ。SNSやネットの掲示板での質問とかそういうのばっかりだよね。対面でそういう話を聞くのと大きく違うのは…やはり背負ってきた人生が刻まれた身体を目の前にするのとしないとでは答え方が変わってくるからではないかな〜。同じく答えるのも人間だし。だから私は全部がよく見えないまま「自己肯定」とか全て丸ごと肯定したり、都合よく使うのはちょっと危ないなと思っています。自分で道を選ぶ自信がなくてみんな揺らいでいる、そんなふうに感じています。話それたけど、
何が言いたいかというと、人生にダンスとヨガという選択肢を、みんな踊ろうヨガしようってことです、しかもしんせつスタジオ北久里浜店でやるとなおいいです!(笑)
「今よりもちょっとかっこいい自分になる」はしんせつスタジオ北久里浜店のコンセプト。
全ては自分がカッコよくあるためである、ということに変わりはないですが、格好をきちんとつける=なりふりにかまうことでいつの間にか、他人を思いやる想像力は育まれているのかもしれません。しんせつスタジオ北久里浜店に来ている皆さんが。
シンプルなようで奥の深い話だ…。あ、私話をすぐ深くしようとするのキライなんです。あ、深い話は好きですが、「深いね〜」ってすぐ返す人、深いと思っていないでしょ!?って突っ込みたくなる(笑)この話はまた今度!
しんせつスタジオはあなたを待っています
感じる心が、私を動かす。私たちは、その感動センサーの思うままに進むべく、皆様に寄り添い、共に伴走していきます。
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投稿者プロフィール

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看護師、ダンスファシリテーター、ヨガファシリテーター、シネマトグラファー。しんせつスタジオ代表。神奈川総合高校にて創作ダンスに出会い、神奈川県立保健福祉大学にて親切ダンスカンパニーを設立。様々な領域や枠を越えたメンバーで、地域に繰り出し踊ってきた。ダンスを言語として捉え、自分の思いを自然な動きで伝えるダンスのスタイルを編んでいる最中。ヨガ指導資格をリブウェルインスティテュートにて取得し、Bowspringや親子ヨガ、スタイルアップヨガなど、毎回哲学的なテーマを織り込んだオリジナルのクラスを提供する。ダンスもヨガも、ユーザー(参加者)と作り上げるスタイルが定評。またシネマトグラファーとして、依頼主の作りたい世界観を築き創るコンセプトで動画制作を行っている。
ユーザーさんたちが、自分が昨日よりちょっとかっこよくなっていることに気づいてもらえるように、スキルを活かして日々邁進中。モットーは「地球規模で考え、地元で行動」「しんせつなひと」
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看護師、保健師、RYT(全米ヨガアライアンス)500、メディテーション(瞑想)講師、JCDN主催コミュニティダンスファシリテーター養成講座修了生
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