一生青春
できる!

エリカさんのしんせつなストーリー

高校時代から、スタジオ代表のみうらとずっと一緒に踊ってきたエリカさん。学生時代から多彩な才能を発揮しているエリカさんが、何故しんせつなダンスに惹かれ、今も続けているのか、ダンスと人生についてインタビューしました。

新体操をしていたのとのことですが、ダンスに目覚めたのはいつからなのですか。

小学校6年間は新体操をやっていて、中学校に入るときに新体操に一番近いかなと思ってダンス部に入りました。でもジャンルはリズム系というかヒップホップとか、今やっているダンスのジャンルとは全く違う世界でした。自分には少し合わないなーという気がして(笑)メンバーも減っていくし、このダンス部を変えたいなと思って、自分が部長になったとき思い切って方向変えたんです。

新体操はダンス部に入った後も続けていた

今踊っているコンテンポラリーのような、ですか?

大会などに出たときに、高校のダンス強豪校の作品を見る機会があって、うわあすごい、こんな表現ができるんだ!と思って。新体操って体操としての型が決まっているから、少なくとも私の経験の中では自由度が比較的低かったので、ダンスってこんなにいろんな世界観を広げられるんだって客席で感動して。当時のダンス部はもう5人しかいなかったけど(笑)共感してくれる同志がいて、みんなで憧れちゃって。こういう作品でやっていこう!ってモダンダンス、創作ダンスっぽい(?)ことを始めるようになりました。モダンという名前さえ知らなくて、コンテといえるのかもわからないけど。

創作ダンス!指導者がいない中でどうやって進めていったのですか?

振り付けと構成は私が考えて、新体操での仲間も同じダンス部にいたので、みんなでモダンダンスの動画を見ながら手探りでやってました。新体操をしていたので体を動かせるのは良かったけれど、実は自分からやりたいと言ったわけでもなく、、、幼少期は自分に自信のない時期だったのです。だからダンス部のこともだけど、中学生になったら自分を変えたい!と強く思っていました。

あの新体操少女がこれになった(笑)

わずかその年齢にして自分を変えたいなんて、すごい決断ですね。

その頃は人が怖くかったんです。人前に立ったり話すのも嫌で引っ込み思案で。ダンスは自由にやっていいから、踊っている間は普段のおどおどした自分でなくて、自分を変えられる気がして。どうにか自分を好きになりたかったんですよね。

高校生になって本格的な創作ダンス部に入ってからはどうでしたか?

より自由度が高まりました。中学の時はとにかく大会に向けて練習したり、まず部活としての土台をなんとかするのに必死だったから(笑)その時から思っていたけど、としる(しんせつスタジオ)の作風はすごいなーって思ってた!高校は楽しかったけど、それでまたちょっと自信を無くしかけたことも・・・。

何言ってるの!(笑)でも作品を褒めてくれるのは嬉しいなあ。

こんなのは作れないなーって。どう発想したらいいのかわからなくなって、(ダンス作品を)生み出すことは苦手かなと思い始めました。でも誰かの作品を踊ったり、こうしたらもっと磨かれるのでは、と工夫することは好きでした。
大学時代は100人くらいいるダンス部に入ってジャズを踊ったりしていましたが、なんだか合わなくて。そこでとしるが何やらダンスを始めている(当時別の大学に通っていたとしるが自分でコンテンポラリーっぽいダンスサークルを立ち上げていた)ときいたからやりたいなと思って、それが楽しかったからこっちで踊りたいなと思ったんです。

私も作品を作って人に踊ってもらうのが大好きです。エリカさんが来てくれて良かった!と今でも思うけれど、エリカさんがしんせつスタジオ(当時は別名)を選んだ理由はなんでしょう。


高校生の時からずっと、としるの作品が好きだったから、としるの作品に出たい!と思ってきたのが一番の理由かもしれないです。(しんせつスタジオや、市民団体スタジオ◎きのこに集まる人は)みんなそう感じているから来ていると思います。としるじゃなかったらなかったら来ていなかったです。
あとは「自由」かな。他で踊るような群舞もかっこいいし揃っているけど、一人一人がもっと見えるといいなと思っていて。こっちに来たら一人一人の極みや!と(笑)

ずばり、しんせつなダンスの好きなところは!?

人に言うときは、唯一無二、といつも言ってます。一人一人に合う、しっくりくる場面をちゃんと考えて作っていると感じます。ダンスの展開も良い意味で裏切り続けてくれるから、だから踊る方も見る方も惹き込まれるのかなと思います。

エリカさんも今後作品を作ってみたいのですよね?しんせつスタジオは教室でありながら、創作もできますし。

憧れがありますからね!そんなたくさんはできないけど(笑)最近Youtubeとかでコンテンポラリーダンスの動画を見ていると、こんな体の動かし方があるのかあーとかすごいなって思って。それを自分の体でやってみたいというか、体現したいなと最近はよく思ってます。

しんせつなダンスがもっとこうなると楽しいな!と考えるところはありますか?

みんなで楽しく踊れれば良いなと最初は思っていたけど、発表会や自主公演を通して、良い意味で欲が出たというか。もっと難しい身体の使い方をしたり磨き直してみたいです。作品のクオリティによりフォーカスしていきたし、自分自身も作ったりしたい。高校時代のように、もっとこうしよう、もっとできる!っていうあの感覚がここで発揮できるのです(笑)

しんせつなヨガもやっています!

エリカさんにとってコンテンポラリーダンスとは。

むずいなあ(笑)高校時代は実は苦手意識が強かったけど、予想外の体の使いをしなきゃいけないのが難しくて、コンテンポラリーの何者かわからないような暗いイメージ?が苦手で。としるのダンスは暗さが薄くなってなんか面白くて!だから惹かれるんだと思います。まあ、今でもよくわかんないですね(笑)

では、エリカさんにとってしんせつなダンスは?

生きがい!それに尽きます。一生青春ができる場所!!

From Studio...

「一生青春できるのはあなたのおかげや!ありがとう!」といってくれたエリカさん。私の方こそ、エリカさんがいないと青春できません。尽きない情熱と温かさとユーモアと、それが全身が滲み出てダンスになっている。一生青春しても足りないくらい、青春している我ら。しんせつスタジオでもっと青春しなきゃ!!!!!!