サチュレーション知らないのはヤバい

しんせつなフォトプランスタート!

最近、写真撮影のオーダーが少しずつ増え、「しんせつなフォト」プランもスタートさせました。と言ってもゆるーい感じで、正式にHPに載せているわけでもないけど(インスタグラムに載っています)。

もともとフィルターはあまりかけたくないけれど、最近はちょこちょこ使っています。そういう需要も高いし、そもそもフィルターはかけない!という頑固さも
何からきているのか実はよくわかっていなかったから、、、。あれを言われるまで。

さ、酸素飽和度ですか?

お客様より以前、「写真がなんとなく明るすぎて、もう少し暗くしてほしい。」と言われ、なんとなく目に痛い感じがするのも確かで、その時はコントラストを下げていました。写真詳しい方から「サチュレーションが高すぎるのでは。」と言われ

「サチュレーション・・・?
動脈血酸素飽和度??」

実はわたくし、元看護師なんですが、何か間違って言っていないかな?と思ってしまいました(爆)。

調べると、写真におけるサチュレーションという専門用語?はちゃんとあって、飽和度、画像の輝度値が飽和することを言うのです。知ってました?!ってカメラマンからしたら常識か・・・。よく、やや目に痛いけどカラフルな写真ってインスタグラムとかにもありますよね。

可愛いなあと思うけれど、不自然なくらい色や明るさを弄りすぎると実は写真の繊細さが失われて細部が荒くなってしまうのだそうです。言われてみれば私の写真も、可愛いと思って色々加工施していたけれど背景の葉緑のグラデーション、
海の波の柔らかさ、人が笑った時の皮膚の微妙なより具合など、フィルターで彩度あげすぎて見えなくなっている部分があることに気づきました。
これがサチュレーションかあ・・・!

サチュレーションが弱すぎるとぼやけた写真になってしまうからこれもバランスが大事なのですね。今は何かアップしても、見てすぐ終わる(スワイプ)されてしまうから、なるべく一見でインパクトを与えたい、すぐに映える写真にしたい、と言う思いからいわゆる”飽和した”写真が増えているのかもしれない。

ちゃんと見ないとわからない良さ

また、岩手県八幡平で活躍するThe BLURRED PHOTO代表の三浦ガクさんが

「最近はブルーライト上の写真ばっかりだからさ、自分の作品をちゃんと紙やでっかいキャンパスに起こす良さって言うのを、特に若い人たちに知ってほしい。」とおっしゃっていたのを思い出します。聞いた時は実はそこまで意味がわからなかったのですが、今ならわかる気がする。

見る方も届ける方も、ぱっと見で終わる世界じゃつまらない・・・。少ししんどくても、その作品を前に、一つ一つをじっくり見て、その世界を味わう。それが芸術の醍醐味では。

世界に多くある綺麗でかっこよくて可愛いけれどどことなく感じる違和や、加工せずありのままで見てほしい、という自分の思いがどこからきているのか、その根っこみたいなところがやっとわかった気がしました。

とは言っても必要な修正をした方がより美しくなったり、フィルターによって生み出せる世界観もあるわけで、じっくり見られちゃうってことはそれだけアラもバレるわけで← より確かなスキルが必要。

写真も動画もまあまあエゴ!

サチュレーション・・・世界のあらゆるものが飽和し、ないものがない時代、でも何かもっと大事なものが失われていっている気がする。できるだけ、しんせつスタジオ流に、しんせつな、素のままの作品を動画でも写真でもお客様と一緒に作り上げたいと思います。

ファインダーから覗いた世界しか見られない時点で、すでにエゴですからね。どうせ見せるならしんせつなエゴで!またよくわからないことを言ってるひと・・・( ˊᵕˋ ;; )


サチュレーションとはーNikon
▶︎https://www.healthcare.nikon.com/ja/ss/cell-image-lab/knowledge/ptc-image-capture.html

とっても参考になったサチュレーションのお話ーKayolyna's American Life
▶︎https://ameblo.jp/kayolyna0106/entry-10983740866.html

The BLURRED PHOTO ブラードフォト(三浦ガクさん主宰)
▶︎https://www.facebook.com/The-BLURRED-PHOTO-1544562205779223/

しんせつな映像制作はこちら!


𓀞𓀟𓀠𓀡しんせつスタジオ𓀢𓀣𓀤𓀥
 三浦桃実みうらとしる

投稿者プロフィール

三浦桃実
三浦桃実
看護師、ダンスファシリテーター、ヨガファシリテーター、シネマトグラファー。しんせつスタジオ代表。神奈川総合高校にて創作ダンスに出会い、神奈川県立保健福祉大学にて親切ダンスカンパニーを設立。様々な領域や枠を越えたメンバーで、地域に繰り出し踊ってきた。ダンスを言語として捉え、自分の思いを自然な動きで伝えるダンスのスタイルを編んでいる最中。ヨガ指導資格をリブウェルインスティテュートにて取得し、Bowspringや親子ヨガ、スタイルアップヨガなど、毎回哲学的なテーマを織り込んだオリジナルのクラスを提供する。ダンスもヨガも、ユーザー(参加者)と作り上げるスタイルが定評。またシネマトグラファーとして、依頼主の作りたい世界観を築き創るコンセプトで動画制作を行っている。
ユーザーさんたちが、自分が昨日よりちょっとかっこよくなっていることに気づいてもらえるように、スキルを活かして日々邁進中。モットーは「地球規模で考え、地元で行動」「しんせつなひと」
---------------------------
看護師、保健師、RYT(全米ヨガアライアンス)500、メディテーション(瞑想)講師、JCDN主催コミュニティダンスファシリテーター養成講座修了生