あったかい時間

横須賀にコンテンポラリーダンスのクラスがあるって知ってましたか?体験に行ってすっかりハマった三浦桃実の話をします。

日本にこんな場所あったんだ!?

っていうほど日本の事情は知らないにしても、こんなに幅広い年齢でバックグラウンドも違うダンサーが集い、意見交換をし、捜索している場所はなかなかないんじゃないかなと思います。
講師はダンサーの三浦琉那(みうらるな)先生。HIPHOP,コンテンポラリーダンスをベースに活動されているそうです。アオキ裕キさんを師事(私もJCDN主催コミュニティダンスファシリテーター養成講座で講義を受けて知っていました)。どう見ても「WANTED」な写真で受講前結構ビビってたんですが、会ったら超物腰低くて柔らかい人で写真から一個もそれが滲み出ていないのが不思議なくらい、対面すると穏やかさの塊みたいな方でした。場所は佐野にある「4real dance studio」前から気になっていて行ってみたかった場所。スタジオも照明もバッチリつくいい雰囲気で、オーナーのAtsumiさんも良い方。

私は今自分のフィジカルを鍛えたいので、コンテと聞いて振り付けを習える、難しいかも、がんばろ、みたいに思っていたら、、、その穏やかさの塊みたいな琉那さんが、ファシリテートしていくようなクラスで、最後はグループになってその日初めて聞いた曲で作品を作ってフィニッシュ。一方通行な流れは決してなく、むしろ色々交錯しまくっていました。そこに体を開放できるのがとても心地いい。子どもも大人も思ったことを言葉にしあう、誰にも否定されない。あったかい場所だった。

子どもたちのダンスに感動

何より感動したのは未就学児もその場に混じって一緒に踊っていること。子ども一人ひとりの身体能力、表現力の高さ。涙が出てくるほど素晴らしかった。自分の思いを表出できるための自信や度胸をつける場を常々作りたいと思っているけど、これは・・・なかなかできないな。いきなり何も知らない子どもにこれをふっかけても戸惑うだけだ。この場所はある意味で「異様」だ。これが世界どこでも当たり前になりゃ最高だけど。基本的にブレイクダンスやヒップホップを同スタジオで習っている子どもたちらしい。コンテンポラリーってジャンルを誰か掲げたわけだけど、コンテンポラリーダンスを踊るためには結局既存のダンスフレームやテクニックがないとやはり難しいのだろうか、うーん。でも実際ないと厳しそうな。最初から“コンテンポラリー”だけを習って踊られる子どもっていないのかなあ(私の師の一人である篠原藍先生にはそういう生徒さんがいるから反証かもだが、藍先生は基礎ティーチングがめちゃくちゃしっかりしている)。これからのダンスクラスを作る上で再考したいことの一つだ。基礎ってやっぱりいるのかなあ。私は振り付けから入ってみてその動線を辿るには体をどう動かすか?を考えていけば自然と踊られるようになる気がするんだけど。そういうクラスをやってみようかな実験的に。あとやっぱり私も、避けてきたけどブレイクやヒップホップやってみよう・・・。

言葉がないと厳しい

私はディスカッションが好きだし、ただ振り付けを習うクラスはもう古いと思っていて、何歳であっても自分の想いを表出することを尊重できないとクラスをする意味はないと考える。しかし、言葉が話せる前提だから、たとえばスタジオ◎きのこで踊っている障害者さんとは言葉でのコミュニケーションが難しいので、双方向の意見交換は難しいなと感じる場面は多い。なのでダンスにさらに重きが向く。ダンスも言語の一つという考えは変わらない、けれどやっぱり文字による対話ができると、理屈っぽい人間の頭には響きやすいかなー私みたいなのは特に。改めて言葉によるコミュニケーションが色んな意味で不完全さを持つと感じる。

横須賀のダンスはあつい!

琉那先生には当面ついていき、コンテというか琉那ダンスを吸収したいと思っている。また、このスタジオを横須賀のダンス拠点にしたいと考え、一般的なレッスンのスタジオというよりも自己鍛錬をするための場所として活用されるべく場所を作り上げたダンサー・インストラクターのAtsumiさんの想いも私のやりたいことと重なり感動した。ただ踊る場所を作っているのではなく、踊る人に経済的にもコミットする構造を考えているのがまた素晴らしい。横須賀にこんな若者たちが集い頑張っているなんて、未来は明るいぞよこすか。応援する!そして私しんせつスタジオもそのうちやらせてもらいたいクラス・・・←

※なんとくりはま花の国でのキッズレッスンも施設側の都合でまさかの閉講(T-T)やりがいあっただけに残念。来年は色んなスペース使って自分のクラスをしっかり確立していこうと思っています。

また楽しみが増えたな〜。

Runa Miura https://www.youtube.com/watch?v=u0sMbZpCQtM&t=1s
4REAL DANCE STUDIO 

𓀞𓀟𓀠𓀡しんせつスタジオ𓀢𓀣𓀤𓀥
三浦桃実みうらとしる

投稿者プロフィール

三浦桃実
三浦桃実
看護師、ダンスファシリテーター、ヨガファシリテーター、シネマトグラファー。しんせつスタジオ代表。神奈川総合高校にて創作ダンスに出会い、神奈川県立保健福祉大学にて親切ダンスカンパニーを設立。様々な領域や枠を越えたメンバーで、地域に繰り出し踊ってきた。ダンスを言語として捉え、自分の思いを自然な動きで伝えるダンスのスタイルを編んでいる最中。ヨガ指導資格をリブウェルインスティテュートにて取得し、Bowspringや親子ヨガ、スタイルアップヨガなど、毎回哲学的なテーマを織り込んだオリジナルのクラスを提供する。ダンスもヨガも、ユーザー(参加者)と作り上げるスタイルが定評。またシネマトグラファーとして、依頼主の作りたい世界観を築き創るコンセプトで動画制作を行っている。
ユーザーさんたちが、自分が昨日よりちょっとかっこよくなっていることに気づいてもらえるように、スキルを活かして日々邁進中。モットーは「地球規模で考え、地元で行動」「しんせつなひと」
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看護師、保健師、RYT(全米ヨガアライアンス)500、メディテーション(瞑想)講師、JCDN主催コミュニティダンスファシリテーター養成講座修了生