癖をとる!!!

初挑戦(中学生以来)の演劇、いよいよ今週末が本番です。
今日は演劇に参加して思ったことを書きます。

癖をとらねば・・・

演出家の祭山寸花さん曰く「演劇では自分の日常の話し方や雰囲気を持ってきていけない。あの人どの役をしても同じだよねって言われてしまえばそれはそれは役者の個性ではなくただの癖。癖を除いてクリアな状態にすることで色んな役柄をこなすことができる、それが俳優である。」と(一部思い出し改変)。

辞書癖があるので、引いてみてますと「偏って多いほどの(普通でない)仕方を繰り返して、ついた習慣。習慣となっている、偏った傾向・しぐさ。「また単に、偏った傾向・性質。(Oxford)」

癖って何が曲者かというと、無意識であることだと思うんです。しんせつなヨガでも「無意識についた癖をとる!」とよくいい、自身の癖に気づけるようにぼーっとしないためのガイドしています。ではなぜ癖にはいけないのでしょう?個性だという人もいますよね。自分の無意識下で現れてそれに気づけていない、コントロールできないようならそれは癖、癖に囚われるということは、何かに支配されている、自由を奪われている状態です。そんなのでは健康はおろか、自分の周りの幸せに気づくことは難しいでしょう。まさか自分の自由を奪っているのが自分自身だなんて・・・!体でいうと解剖学的な本来の形に沿っているか、個性を発揮しながらもその形に素早く戻れるか、が重要と思います。

演劇に戻ると、私も初挑戦で癖を取れているかというと、いろいろ審議はあるとこでしょうが、演出の指示を受けて随分と変わりました。今のところ「天才」「涙する」と好評です(笑)私は特にダンスも「としるっぽい」が出ているので、そういうのをどんどん無くして「これ誰ダンス!?」ってなるくらい表現の幅を広げたい。

強弱・緩急・遠近

これも祭山さんがいいました。ダンスでも特に活きる言葉と思います。シンプルで難しい。単純に演技に強弱・緩急・遠近をつければいいのではなく、その付け方、またも意識の話ですが、どこでそれをつけてどのように意味づけるか、意図するか、が重要なようです。理屈っぽくなり過ぎるのもなーって思うけど、「舞台では一瞬たりとも無意識になるな。」と稽古中言われ続けています。セリフも文字を追って言うのではなく、一瞬で情景を浮かべてそれを瞬時に出し続ける、その情景を届け続けるんだ、難しいんだよ、って。強弱・緩急・遠近はただのテクニックではないことは確かです。でもとりあえず手法として取り入れない理由はないです。

今週末は横須賀公演、来月は東京、癖を取り続けて頑張る。

𓀞𓀟𓀠𓀡しんせつスタジオ𓀢𓀣𓀤𓀥
三浦桃実(みうらとしる)

投稿者プロフィール

三浦桃実
三浦桃実
看護師、ダンスファシリテーター、ヨガファシリテーター、シネマトグラファー。しんせつスタジオ代表。神奈川総合高校にて創作ダンスに出会い、神奈川県立保健福祉大学にて親切ダンスカンパニーを設立。様々な領域や枠を越えたメンバーで、地域に繰り出し踊ってきた。ダンスを言語として捉え、自分の思いを自然な動きで伝えるダンスのスタイルを編んでいる最中。ヨガ指導資格をリブウェルインスティテュートにて取得し、Bowspringや親子ヨガ、スタイルアップヨガなど、毎回哲学的なテーマを織り込んだオリジナルのクラスを提供する。ダンスもヨガも、ユーザー(参加者)と作り上げるスタイルが定評。またシネマトグラファーとして、依頼主の作りたい世界観を築き創るコンセプトで動画制作を行っている。
ユーザーさんたちが、自分が昨日よりちょっとかっこよくなっていることに気づいてもらえるように、スキルを活かして日々邁進中。モットーは「地球規模で考え、地元で行動」「しんせつなひと」
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看護師、保健師、RYT(全米ヨガアライアンス)500、メディテーション(瞑想)講師、JCDN主催コミュニティダンスファシリテーター養成講座修了生